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【「チャンピックス」安全性を実証】精神疾患の発現リスクは増加しない [薬]

 禁煙をしたい人の心強い味方となるものに禁煙補助薬がある。禁煙補助薬としては、ニコチンパッチなどの一般用医薬品もあるが、禁煙外来に行くと、もっと効果の高い薬も使用できる。「チャンピックス」もその一つ。製造販売しているファーザーは、「チャンピックス」の安全性について大規模な臨床試験を行い、その結果が世界五大医学雑誌の一つ『The Lancet』に掲載されたとのこと。

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 「チャンピックス」は2008年に発売された、ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の補助薬。発売以来、高い効果を示している一方、もともと精神疾患を患っている人では、チャンピックスの使用により精神疾患が悪化するケースがあると報告されている。なかには自殺念慮(自殺傾向)が出るおそれがあるとして、注意喚起されているところ。
 今回、製薬企業のファイザーが行った大規模臨床試験は、このチャンピックスが他の薬と比べて、どれだけ自殺傾向などの重篤な精神疾患の発現リスクがあるのかを、世界16カ国で調べたものだ。比較薬は、ニコチンパッチやプラセボ(偽薬)など。その結果、精神疾患の既往歴のある患者での精神疾患発現率は、「チャンピックス」6.5%、「ニコチンパッチ」5.2%、「プラセボ」4.9%で、「チャンピックス」で高い傾向が見られたものの、薬剤の間に統計的に意味のある差は見られなかった。さらに、精神疾患の既往歴のない患者での発現率は、「チャンピックス」1.3%、「ニコチンパッチ」2.5%、「プラセボ」2.4%となっている。要は、チャンピックスが重篤な精神疾患を特別に発現するということはないことが証明されたわけだ。
 禁煙の最も効果的な方法は、禁煙補助薬とカウンセリングを併用すること。しかし、精神疾患に対するおそれなどの理由から、禁煙補助薬を躊躇する患者もいるという。今回の試験によって、安全性はプラセボと変わらないことが示され、禁煙治療を望む患者にとっては朗報だ。ただし、ニコチン依存者が禁煙するということは、精神的な不安定を招くおそれもあるので、注意が必要だということは変わらないだろう。

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