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【骨粗鬆症の原因】活性酸素でコラーゲンに錆び [病気]

 骨粗鬆症に関するメディア勉強会に出席してきたのでレポートしたい。講演を行ったのは、東京慈恵会医科大学整形外科の斎藤充准教授で、骨粗鬆症治療の第一人者なのだ。

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 まず、骨粗鬆症と聞いて思い浮かべるのは、テレビなどでも紹介される「すかすかの骨」ではないだろうか。いわゆる「骨密度」が低下した状態として紹介され、「こんなになっていたら骨折しちゃうよなー」と説得されてしまう。しかし、この「骨密度」は、骨の強度を示す基準の一つにすぎないのだ。骨密度が健康的な状態でも、骨折は起こり得るのだという。
 斎藤准教授は、骨を鉄筋コンクリートに例えて説明した。鉄筋コンクリートは「コンクリート」と「鉄筋」で構成されているが、骨も同じような構造となっている。コンクリートにあたるのが「カルシウム」で、鉄筋にあたるのが「コラーゲン」なのだという。そして、カルシウムとコラーゲンは、半分半分の比率で骨を構成しているのだ。
 コラーゲンというと、ぷるぷるしたゼリー状のものを想像するが、それは食材用にゲル状にしたもので、本来のコラーゲンは棒状のタンパク質。鉄筋のようにコラーゲンが束になっていて、その周りをコンクリートのようにカルシウムが固めている。これによって、骨は高い強度を保っているのである。
 そして、鉄骨が錆びるように、コラーゲンも錆びるのだという。コラーゲンが錆びた状態では、いくらカルシウムを塗り固めていても、骨折は免れない。つまり、コラーゲンが錆びていると、いくら骨密度が高くても骨折する可能性が高いのだ。
 コラーゲンが錆びる原因は、活性酸素だとのこと。加齢とともに活性酸素が増え、体中で老化が進む。骨にも老化したコラーゲンが増加し、それにより錆びが加速する。すると、骨折しやすくなるという経過をたどる。斎藤准教授によると、体中の錆びの量は比例するとのこと。つまり、肌の老化が進んでいれば、同じだけ骨にも老化したコラーゲンが増加しているし、血管も動脈硬化が進んでいると考えられるというわけだ。
 ただ、骨は血管などと違い、新陳代謝が活発なのだとか。骨の中身は1年で40%が入れ替わる。つまり、コラーゲンが錆びても、40%が1年で取り換えられる。ここで、適切なケアをすれば、コラーゲンの錆びを防止できるのだ。斎藤准教授も、適切な薬と食事と運動をすることで、骨の環境は整えられると指摘している。
 我々にもできることとして、コラーゲンの錆び防止に有効なのが、ビタミンKとビタミンD。これは市販のサプリメント等でも一定の効果を望めるそうだ。ビタミンDを摂取し、日光浴をすることで、摂取したビタミンDが活性型ビタミンDとなる。この活性型ビタミンDが、コラーゲンの錆びを抑制してくれる。ビタミンKに関しては、納豆が骨折予防に効果を示したという研究も報告されているそうである。あとは、体重負荷のかかった運動をすることを勧めている。体重負荷が重要で、例えば水泳よりはジャンプのほうが、骨の強化には有効とのことだ。
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