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【研究報告】胎児性アルコール症候群の赤ちゃんが12万人 [病気]

 胎児性アルコール症候群の赤ちゃんが、世界で毎年12万人近くに生まれているとの研究結果が報告された。妊娠中に飲酒する女性の割合は平均で約10%おり、妊娠中に飲酒する母親の67人に1人から胎児性アルコール症候群の赤ちゃんが生まれるという。

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 カナダのトロント大学の研究者らによる報告で、胎児性アルコール症候群の世界的有病率と妊娠中のアルコール摂取率の推定値を初めて示した研究とのこと。妊娠中に飲酒する女性の割合を地域別にみると、欧州が25.2%と最も高く、アメリカ大陸が11.2%、アフリカ大陸が10.0%と続いた。また、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんの出生率は、欧州で1万人中37.4人と最も高く、アメリカ大陸の1万人中16.6人と続き、妊娠中の飲酒率は、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんの出生率と関連することが確認された。世界平均でみると、妊娠中に飲酒する女性の割合は9.8%で、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんの出生率は1万人中14.6人。これは妊娠中に飲酒する母親の67人に1人が胎児性アルコール症候群の赤ちゃんを生んでおり、その数は毎年約12万人に及ぶという。なお、この推定値には、胎児性アルコール・スペクトラムは含まれていない。
 日本はどうなのかというと、この研究報告では、妊娠中に飲酒する女性の割合は8.0%、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんの出生率は1万人中11.8人となっている。
 アルコールは、胎盤を通過しやすい催奇形性物質であり、胎児の脳などに損傷をもたらすことがわかっており、胎児性アルコール症候群(FAS)と呼んでいる。また最近では、妊娠中のアルコールは、子どもの成長後にADHD(注意欠陥・多動性障害)やうつ病などの精神科的な問題となって表れることもあり、これは胎児性アルコール・スペクトラム(FASD)と呼んでいる。
 お酒は、少量しか飲んでいなくても、胎児性アルコール症候群を引き起こすことがある。国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)の大井田氏らの国内研究によると、妊娠中に飲酒をしていた妊婦は13.2%おり、うち83%は妊娠前より飲酒量を減らしていた。しかし、障害を起こさないための飲酒量や飲酒期間などはわかっておらず、かつ胎児性アルコール症候群には治療法がないことから、厚生労働省では妊娠全期間を通してお酒を止めることを推奨している。ちなみに大井田氏らの研究では、最終学歴が高いほど、妊娠中の飲酒する割合が高いそうだ。
 妊娠していることに気が付かないままお酒を飲んでいる人もいるだろうが、わかった時点で止めることが重要だ。また、奥さんが禁酒している隣で旦那さんがグビグビ飲むのも問題。旦那さんの協力も必要だぞ。

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