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【衝撃の発覚】健康診断でわかった肋骨骨折 [健康]

 自分の健康状態がわかる「健康診断」。「血圧高めだな」とか「尿酸値高いな」と思い、健康診断から普段の生活を見直す人も多いだろう。そして、意外なことがわかることもある。筆者はなんと、健康診断で「肋骨が骨折していた」ことがわかったのだ。

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骨折したことないんですけど
 病院から健康診断の結果が送付されたのは数日前。とくに気になっていたのは「便検査」で、もし「便潜血陽性」という結果だったら、また大腸内視鏡検査を受けなければならない。そんな緊張した面持ちで、一つずつ検査項目をチェックしていった。「血圧」「コレステロール」「尿酸値」すべてOK。「便検査」は……OKだ。とホッとしたのもつかの間、「胸部X線検査」のところで目が止まった。心臓や肺には問題はなかったのだが、「左肋骨に骨折のあと」というコメントが付されていたのである。え? 骨折したことないんですけど。
 過去の健康診断を見ても、すべて「異常なし」。これは、「レントゲン写真取り違えの発覚」か。ということで、さっそく健康診断を受けた病院で電話した。すぐに状況を把握した受付の看護師は「精査して後日連絡する」とのこと。そして翌日の午前中に電話がかかってきた。
 結論を言えば、発覚したのは「レントゲン写真の取り違え」ではなく、筆者が「骨折していた」だったのだ。医師3人に確認してもらったので間違いないとのこと。そして、看護師さんは付け加えた。「肋骨はとても折れやすいものです。咳しただけで折れることもあり、骨折したことにも気づかない人もいます。痛みなどありませんでしたか?」
 そういえば数年前、タレントのヒロミが「知らない間に肋骨を骨折」というニュースがあったっけ。確かスカッシュで転倒したのではなかったか。そこで、ふと自分にも心当たりがあることに気づいた。子どもと滑り台で遊んでいたとき、滑り台の踊り場(階段を上った一番上)に胸を打ったのだ。その日から、咳をすると左胸がズキンと傷み、寝るときも左側を下にする寝返りは打てなかった。てっきり、打ち所の悪い「打ち身」だと思っていた。
 まさか骨折していたとは。そんな驚きを感じ取ったのか、看護師さんは「今はきれいにつながっていますから、問題ありませんよ」と言ってくれたのである。

あなどれない肋骨骨折
 だがしかし、肋骨骨折について調べてみると、そんな「甘い」ケガではなさそうなのである。筆者の場合、気づかずに放置しても治ったが、場合によっては胸部合併症により緊急入院ということもあり得たのである。
 肋骨骨折自体は、めずらしいケガではない。最も多いのは「交通事故」によるものだが、筆者のように机などの角にぶつけたような軽度の外力でも肋骨は骨折する。ゴルフや野球のスイングで骨折することもあるし、看護師さんが言ったように咳でも骨折することがあるのだ。
 岡山赤十字病院の研究を紹介しよう。2009年1月から2011年12月までに岡山赤十字病院で治療した肋骨骨折を伴う鈍的胸部外傷症例167例を対象に、その原因などを追ったものだ(鈍的外傷とは打撲、転倒、衝突、墜落などによるケガのこと)。
 骨折の原因を見ると、「交通事故」が39.6%で最も多く、「転倒」25.7%、「転落」25.7%、「スポーツ・レジャー」1.8%と続いている。
 また、2本以上(2カ所以上)骨折した多発肋骨骨折が72.3%を占めていた。骨折原因別に骨折本数をみると、「交通事故」で平均4.1本、続いて「転落」2.7本、「転倒」2.6本だった。
 さて「胸部合併症」。肋骨骨折には「血胸(胸腔が出血)」「肺挫傷(肺の中が出血)」「肺気腫(肺胞が壊れる)」「横隔膜損傷」などの合併症がある。出血がひどい場合はショック状態になることもあるのだ。
 そしてこの合併症は、骨折本数が1本でも起こるのである。岡山赤十字病院では、合併を認めた症例は、「肋骨骨折本数1本」で28.3%、「2本」46.7%、「3本」61.1%、「4~6本」85.4%。そして「7本」以上では100%に合併症が認められ、骨折本数が多いほど合併症を伴う頻度が高いことがわかった。海外では、肋骨骨折全体で30~39%に胸部合併症を認めるという報告もある。

死亡例も。高齢者ほど高リスク
 ショッキングなのは、9例の「死亡例」があったこと。直接の死亡原因は「骨盤骨折」が4例、「腹腔内出血」が2例だった。また、骨盤骨折による出血性ショックのため死亡した4例中3例は80歳以上だった。肋骨骨折は、高齢患者(65歳以上)でとくに重篤にあるおそれが高く、死亡率は若年患者の2倍高いという。また、高齢者は肋骨本数が1本増えるごとに死亡率が19%増加、肺炎のリスクが27%増加するという海外の報告もある。
 そして死亡した9例を除いた158例のうち、入院したのは52.5%と半数以上を占めた。肋骨骨折が「甘いケガ」だという認識は吹っ飛んだことだろう。
 同じ肋骨骨折でも、若者より高齢者のほうが危険は高い。45歳以上からリスクが高くなるとの研究報告もある。高齢に伴い肋骨の弾性力が乏しくなり、骨も脆弱となるため骨折しやすい。18歳未満の若者は、肋骨に弾性があるので骨折を起こしにくいのだ。アラフォー以降は「気を付けるべし」というわけだ。
 筆者は「打ち身」だと思って病院に行かなかったが、きれいにくっついたのは「運がよかっただけ」ともいえる。本来ならば「行くべき」状況だったのだ。肋骨骨折は、鈍的胸部外傷の半数以上に見られると報告されている。体をそらしたり、肩を動かしたりすると肋骨部分の痛みが強くなったり、痛みのために深呼吸や咳、くしゃみがしにくかったりしたら、それは「肋骨骨折」かもしれない。身に覚えのある人は、病院に行ったほうがいいぞ。

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